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観葉植物のトラブル(病気や害虫)

Last update:2014/9/12

春から夏に起こるトラブル


1.葉の先が枯れる

◆水切れ
生育期に水切れすると葉先が枯れる事がよくあります。水切れさせないように気をつけて水を与えましょう。

◆根詰まり
生育期にちゃんと水を与えているにもかかわらず、葉先が枯れたら根詰まりしている事があります。根が詰まってくると鉢の底から根が出てきます。生育期の5月から6月、夏に生育が鈍る観葉植物は多いですが、夏もよく生育するものは8月まで根鉢を壊して新しい土に植え替えられます。秋になるとその後の生育期が短いので、根鉢は壊さずに一回り大きな鉢に植えて、来年の春にちゃんと新しい用土に植え替えた方が安全です。

◆肥料の与えすぎ
肥料を与え過ぎると、葉先が枯れる事があります。もし与えすぎてしまった場合は、水を鉢土に沢山流し込み、肥料分も一緒に流しましょう。

2.土が乾かず生育しない、葉の色が悪い、葉がしおれる、葉が黄ばんで落ちる

根腐れに多い症状です。特に夏場に暗い場所で育てていて、水の吸い上げが少ないにもかかわらず、沢山水を与え過ぎて、暑さの蒸れで根腐れを起こす事ががあります。軽い場合は明るい場所に移動すると回復してきますが、酷い場合は植え替えを行って、腐った根を取り除き、新しい土で植え替えを行います。時期は最低温度15度以上あれば行えますが、秋の10月を過ぎての植え替えは、その後の生育期が短く、根が張らないまま冬を迎えるので、冬に枯れしまう可能性が高くなります。

3.茎が細く節と節との間が長い(徒長)、葉が黄ばんで落ちる、生育が遅い

日照不足に多い症状です。出来るだけ明るい場所で育てるようにします。光量は生育に大きく影響します。同じ大きさで種類も同じ日当たりを好む観葉植物を、日当たりのよい場所と薄暗い場所で育て比べてみると、天と地の差の程生育に差が出ます。また、暗い場所では水の吸い上げが悪く、鉢内が湿った状態が長く続き、根腐れを起こしやすく水やりも難しくなります。

4.葉の色が薄い、葉のつやがない、生育が遅い

生育期に肥料を全く与えないと、葉の色が悪くなって茎も細くなってしまいます。春から秋の生育期は、適切な分量の肥料を与えます。肥料は沢山与えればその分大きく育つ事はありません。肥料を与え過ぎると根を痛め、枯らてしまうので、与え過ぎはよくありません。適切な分量を与えていて育ちが悪い場合は、他が原因と思ってよいです。

5.葉の色が白っぽくなる

アブラムシ、ハダニに吸われている事があります。葉の裏によくつくので気が付かずに吸われて気がつく事が多いです。梅雨時期によく発生し、葉が乾燥するとつき易いので、葉水をして予防しましょう。

6.葉が黄ばむ、斑点の枯れ

暗い場所で育てたものを急に強い日差しに当てると葉の色が黄色くあせて茶色く枯れ込んだり、斑点状の茶色い枯れが出る事があります。日光の好きな植物でも、購入直後のものや日陰で育てていたものは、午前中のやわらかい日差しから徐々に慣らすようにしましょう。夏は直射日光が強過ぎて葉焼けする観葉植物も少なくないので注意してください。

冬のトラブル

1.葉が黄ばむ、葉が落ちる、葉が黒くなる

これらの症状は、水の与え過ぎによる根腐れ、低温による障害で起こります。冬は暖かい部屋で、水やりは乾燥気味に管理して、日当たりを好む観葉植物は日当たりのよい所に置き、できるだけ明るく暖かい場所で育てます。(例外として、寒さに強い観葉植物を暖房の当たる寒暖の差の大きい場所に置くと葉が落ちる事があります。)冬は水を与えて育てるというより冷たくない葉水をかけて育てるようにします。根腐れによる植え替えは冬は行えないので、春を待ってから行います。

2.葉が黒くなる

暖房の温風による障害で葉が黒くなる事があります。温風が葉に直接当たらない場所に置くようにし、暖房の効いた部屋では空気が乾燥するので、冷たくない葉水をかけるようにして育てます。寒さによる凍傷でも葉が黒くなる事があります。

主な害虫

ハダニ

葉の汁を吸って害を及ぼします。ハダニは葉の裏に付き、葉の色が抜けて白っぽくなります。大きさは0.5mmぐらいととても小さく、葉の裏に発生するので気が付かずに葉の色が抜けて気が付くことがよくあります。葉が乾燥すると発生し易いので、葉水を葉の表と裏に散布して予防します。駆除するには、殺ダニ剤などを使用します。

主につく観葉植物:ヤシ類、クワズイモ、セローム、オリヅルランなど、ほぼ全ての観葉植物

アブラムシ

アブラムシは茎や葉の汁を吸って害を及ぼします。吸われると生育が止まってしまいます。マラソン乳剤を葉の表と裏に散布します。オルトラン粒剤で予防が可能ですが、室内に置く観葉植物は完全に薬剤を蒸発させてから室内に入れます。できれば、アブラムシの死んだのを確認して、葉を水洗いして室内に入れた方がよいです。

主につく観葉植物:ヤシ類、ベンジャミン、オリヅルラン、ワイヤープランツなど、ほぼ全ての観葉植物

カイガラムシ

殻を持ったものなど、白い綿のようなものといろいろな種類がいるようです。着くとカイガラムシの排泄物で葉がベタベタする事で気がつくことがあります。ついた所の色が変色したり、生育が悪くなります。駆除するには、古い歯ブラシなどでカイガラムシを落とし、ベタベタした排泄物がついたものは霧吹きなどで水をかけ、ティッシュなどでふき取ってスミチオン乳剤などを散布しておきます。完全に駆除するのがやや厄介な害虫で再発生する事があるので定期的にチェックしましょう。

主につく観葉植物:ベンジャミン、シダ類、アナナス類、ヤシ類など、ほぼ全ての観葉植物

ナメクジ

新芽を食害します。ナメクジを駆除するものは、いろいろ種類があります。駆除の方法の一つとして、夕方ナメクジのいそうな場所に、ビールを入れた容器を置いておくと、夜行性のナメクジが中に入って溺れるという駆除方法が知られています。

主につく観葉植物:シダ類、フィットニア、ゲッカビジンなど

主な病気

褐斑病、炭そ病、斑点病

カビによるもので、褐斑病は葉に、炭そ病、斑点病は葉と茎に発生します。いずれも褐色の斑点ができます。害を受けた葉は取り除き、ダイセン水和剤、マンネブダイセンM、トップジンMなどを散布しておきます。

軟腐病

細菌によるもので、茎が解けたように茶色く腐って悪臭を伴います。腐った場所を完全に取り除き、ストレプトマイシンを散布します。腐った場所は感染するので焼却します。主にクワズイモやセロームなどのサトイモ科の観葉植物に多いです。

カビ

冬の湿度の高い温室の中で発生する事が多いようで、葉に発生したり、土にも発生する事があります。ほって置くと菌が広がり枯れてしまう事があります。トップジンM水和剤などを着けると効果があります。

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